Facebookページは、企業やお店・士業・個人事業主にとって、今でも活用次第で十分マーケティングに使えるSNSです。
このページでは、2025年時点のFacebookページの作り方やメリット、プロフィール画像・カバー画像などの最新画像サイズについて、分かりやすく解説します。
「公式ヘルプ通りに画像を作ったのに、なぜかボケる」「トリミングされて見づらい…」という方も必見です。
Facebookページを本格的に運用するためには、プロフィール写真やカバー写真など、いくつかの画像をあらかじめ用意しておく必要がありますが、どのサイズで作ればいいのか・どこが切れて表示されるのかが分かりづらいですよね。
Facebookの仕様はときどき変わるため、ここではFacebook公式ヘルプセンターの情報+実際にページを作成して検証した結果をもとに、「今、困らないためのサイズ感」をお伝えします。
※重要※
今回、Facebook公式ヘルプセンターの情報をもとに制作しましたが、推奨されているサイズと合わない部分もあったため、実際に画像サイズを修正しながらアップロードして検証した結果を紹介しています。
※この記事は2025年に内容を確認・一部更新しています。
Facebookの仕様は今後も変更される可能性があるため、最新の表示やヘルプ情報もあわせてご確認ください。
[ 目次 ]
Facebookページのメリット
少し前までは、個人でFacebookを利用している方も多かったのですが、現在はInstagramやX(旧Twitter)など、ほかのSNSが主流になってきました。
そのため「Facebookはもう古いのでは?」と感じる方もいますが、『Facebookページ』は個人アカウントとは別物です。
個人の情報を発信する個人アカウントとは異なり、「Facebookページ」は企業やお店・サービスの情報発信やブランディングに使える「ビジネス用のページ」なのです。
主なメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 複数人で管理できるので、社内での運用がしやすい
- Facebook広告を配信できる
- インサイト(アクセス解析機能)で、反応を確認できる
- 個人アカウント1つで、複数のFacebookページを作成できる
- 検索結果にも表示されるため、適切に運用すればSEO面でもプラスになる
- ボタンや画像など、ある程度ページのカスタマイズが可能
特に、広告配信とインサイト(解析)がセットで使える点は、企業やお店にとって大きなメリットです。
広告の結果を見ながら改善を繰り返すことで、ファンになってくれるお客様を少しずつ増やしていくことができます。
Facebookは2012年にInstagramを買収しており、現在はInstagramとの連携機能も充実しています。
Instagramと併用したり、予約投稿ツールと組み合わせたりすることで、運用の負担を減らしつつ情報発信することができます。
Facebookページを開設する
Facebookページを作成するには、まず個人のFacebookアカウントが必要です。
まだ持っていない場合は、新規登録でアカウントを作成し、すでに個人アカウントがある方は、そのアカウントにログインして進めます。
PCブラウザから作成する場合、個人アカウントの画面上部(または左メニュー)の「作成」や「ページ」メニューから、Facebookページを作成できます。
(表示位置や文言は仕様変更で多少変わることがあります)
表示される案内に沿って、まずはページのカテゴリを選択します。
「ビジネスやブランド」「コミュニティ」など、作りたいFacebookページのタイプを選択してください。
※企業や店舗・事業のPRをしたい場合は、「ビジネス・ブランド系」のカテゴリを選択します。
ページ名やカテゴリなど、必要な情報を入力していくと、ひとまずFacebookページ自体はすぐに完成します。
ここから先は、プロフィール画像やカバー画像などを整えて、見た目や情報量を充実させていく作業になります。
Facebook各種画像を設定する
Facebookページを本格的に運用するなら、プロフィール画像・カバー画像はできるだけしっかり設定するのがおすすめです。
パッと見たときの印象で、「どんな会社・お店か」「どんな雰囲気か」が直感的に伝わるので、信頼感にも関わってきます。
企業の場合はロゴをプロフィール画像に設定されることが多く、実際に私もロゴを設定しました。
ロゴが入るだけで、一気に“ちゃんとした公式ページ感”が出ます。
ここからは、Facebookのヘルプセンターの情報と、実際の表示をもとにした画像サイズの目安を整理していきます。
※ここで解説するサイズは、Facebookページだけでなく、個人アカウントでも基本的な考え方は同じです。
プロフィール写真サイズ(Facebook)
Facebookのヘルプセンターでは、PCでは「幅176px × 高さ176px」、スマホでは「幅196px × 高さ196px」の正方形で表示されると案内されています。
ここで注意です!この感じだと大きい方のサイズ幅196px高さ196pxで制作すれば問題なさそうですが・・・実際にこのサイズでアップロードしてみると少しぼやけて見えます。
きれいに表示させるには、幅320ピクセル、高さ320ピクセルにする必要があります。

上の画像の様に、ピンクの範囲が丸くトリミングされたときの表示部分です。
スマホアプリなどで見ると円形に切り抜かれて表示されるため、四隅にロゴや文字を入れないように注意しましょう。
また、公式でも推奨されていますが、ロゴなどクッキリ見せたい画像はPNG形式で書き出すのがおすすめです。
[ 結論 ]
- 幅320px × 高さ320pxの正方形で制作する
- 丸くトリミングされることを前提に、中央に見せたい要素をまとめる
- 書き出し形式は PNG がベスト
カバー写真サイズ(Facebook)
Facebookのヘルプセンターには、「幅851ピクセルx高さ315ピクセルで、100キロバイト未満のsRGB JPGファイルだと、読み込み時間が短くなります。」と記載があります。
(元画像の最低サイズは「幅400px × 高さ150px」)
ここで注意したいのが、PC表示とスマホ表示でトリミング位置が異なる点です。
公式で公開されているわけではないですが、いろいろと調べたところ
「スマホで確実に表示されるのは 中央640×312px付近」
という情報が多いので、その付近に切れては困る情報を配置すると良さそうです。
重要なテキストやロゴは、中央に寄せて配置し、左右には背景的なデザインを配置するのがおすすめです。
このように、“切れても良い部分”と“必ず見せたい部分”を分けてデザインするのがコツです。
[ 結論 ]
- カバー画像は「幅851px × 高さ315px」で制作するとPCではぴったり
- スマホでは中央付近がトリミングされて表示される
- ロゴやメインコピーは中央に、左右は背景的な要素にする
- 画像の書き出し形式は、100キロバイト未満のsRGB JPG推奨
投稿画像サイズ(Facebook)
通常の投稿に使う画像サイズについて、Facebook公式ではFacebookフィードに使用する推奨最小画像ピクセルサイズは
比率1:1の場合: 1,080 x 1,080ピクセル
比率4:5の場合: 1440 x 1800ピクセル
と案内されています。
- Facebook右側広告枠は1,200 x 1,200ピクセル
- Facebook Marketplaceは1,200 x 1,200ピクセル
- Facebookストーリーズは1,080 x 1,080ピクセル
- Facebookリールは1,080 x 1,080ピクセル
と、用途によって異なるので使い分けましょう。
上記ピクセルは、あくまでも最小要件で、Facebook公式では、「できる限り解像度の高い画像を使用することが推奨されます。」と案内されています。
ここ数年でもFacebookの画像サイズ要件が微妙に変わっているので(少し大きくなっている)
時々はチェックしてみた方が良さそうです!