制作のご依頼をいただいた時、まず初めにお話をお伺いします。
ご自身でしっかり分析されている方、「ホームページは欲しいけど、何を載せればよいかわからない」「課題は明確だけど、方法がわからない」という方、本当に様々です。
今回は全てのお客様に共通して、私が制作する前にどんなことを考えているかを書いてみたいと思います。
C3 Design.の制作は『疑う事』からはじまる。
ホームページ制作(新規・リニューアル)も、印刷物制作も共通していますが、私は制作の前にいつも『疑う事』から始めています。
まずは、事業者様のお話をしっかりお伺いします。
「現状を把握するため」はというのはもちろんですが、実際に事業を営んでいるお客様が、現状をどのように感じているのかを知る事もとっても大事です!
「関係ないかも?」と思われることも、どんどんお話しください。
実は、雑談と思われる話の中にヒントが隠れている場合が結構あります。
現状をお伺いし、事業者様が「課題」と思っている事、「強み」と思っている事もお伺いしますが、鵜呑みにせず「本当にそれだけなのか?」と疑うところから始めます。
疑う事には理由があります。
- 「課題」と思っている事のまだ先に、根本的な「課題」があるかもしれない。
- まだ事業者様が気付いていない「強み」があるかもしれない。
- 「ターゲット」と思っている層以外に、潜在層が眠っているかもしれない。
第三者だからこそ、新たな視点で見えることがあります。
先入観とらわれず、本当に「届けたい人」の心を動かすものを追求する。
「届けたい人」の心に刺されば、次の行動※につなげられると思うからです。
(※事業課題:お問い合わせ数UP・ご来店・ご購入など)
一旦、お客様の思う事をすべて吐き出していただいてから、客観的に見て整理・考察していく。
という感覚が近いかもしれません。
経験・知識を元に、仮説を立てていく
これまで様々な業種のホームページや、印刷物デザインを数多く制作してきました。
それらの経験・知識が役に立つ場面は非常に多いです。
「このケースは以前にも…」という場合もあります。
私の持つ経験のストックの中から役立つものがないか探していきます。
当然、お客様おひとりおひとり事業内容は異なるので、完全一致する事はありません。
経験はあくまでも材料の一つ。
お客様の状況に合わせて新しい方法を生み出すイメージです。
やみくもに「〇〇だろう」と予想して作ると失敗につながります。
経験・知識を元に根拠のある仮説を立てて考えていく事が大切です。
そもそも、本当にその課題はホームページ制作で解決しますか?
ホームページ制作のご依頼をいただいていても、お話を伺う中で別のご提案をすることも…。
ホームページはあくまでも課題を解決する手段の一つです。
状況に応じて手段を使い分けることが大事だと思います。
そんな時「どの手段が適しているか?」「そもそもどのような選択肢があるか?」をご提案するのも私の役割だと思っています。
まずは、現状をお聞かせください。
あとは漠然としていても大丈夫です、一緒に考えていきましょう!