よくいただくご質問「ホームページを制作してから、どのぐらいの期間でSEOの効果がでますか？」について掘り下げていきます。
結論、ホームページによって様々です。
2カ月位である程度効果が出る方もいらっしゃいますが、半年位かかる場合もあります。
私自身15年以上ホームページ制作をしていますが、この質問は今までに数えきれないほど伺ってきました。
「ホームページ制作時に基本的なSEO対策は施します」と言われた経験がある方も多いと思いますが、では一体その「SEO対策」の効果はいつになったら現れるのか？と。
もし、効果がなかった場合…一体どうしたらいいのかと思いますよね。
この記事ではSEO対策の基本～SEO効果が出るまでの期間、万が一の時の対策も紹介します。
[ もくじ ]
そもそも「SEO対策」って何？
SEO対策（Search Engine Optimization）について検索すると、山ほど専門的な情報があふれており、読んでみても「？」となる方もいらっしゃると思うので、ここではわかりやすく説明します。
要するに、インターネットで検索した時に上位表示されるようにするために行う対策のことです。
この記事を読んでいるあなたも、検索した時にパッと初めに表示されたものをクリックしてしまうのではないでしょうか？
1ページ目になければ2ページ目、3ページ目…と探していくと思いますが、さすがに10ページ…20ページ…も見ませんよね。（余程専門的な内容の場合は探しますが…）
上位に表示されれば、多くの方にクリックしてもらえる（＝見てもらえる）というわけです。
SEO対策の基本「キーワード」選定
検索する際は、何らかの「キーワード」を入力して検索しますよね。
例えば「パン屋 岡山」とか。
このキーワード選定はとても重要です。
ホームページを制作する際には、ホームページを開設する目的、ゴールを明確に設定する必要があります。
検索する人がどんなキーワードで検索するかを予測して設定します。
ライバルが多いと競争率も高いので、上位表示は難しいでですが、複数のキーワードを組み合わせることで上位を狙えたり、ニッチなキーワード選定をするとライバルも少ないので1位も夢ではありません。
同じ検索順位「1位」でも難易度が違う！？
ここで一つ、注意していただきたいのが同じ「1位」でも、内容によって難易度は変わるという事です。
以下に岡山のパン屋さんを例に挙げてみますね。（ヒット件数＝ライバル数）
- キーワード（1）パン屋（ヒット件数：約 約 622,000,000 件）
- キーワード（2）パン屋 岡山（ヒット件数：約 72,000,000 件）ぐっとライバルが減りました！
- キーワード（3）パン屋 岡山市（ヒット件数：約 62,200,000 件）さらにライバルが減りましたね！
- キーワード（4）パン屋 高梁市（ヒット件数：約 1,010,000 件）かなりライバルが減りました！！
このように、何のキーワードを狙いに行くかで難易度（上位表示できる確率）が異なります。
※4の高梁市は私の出身地です。地域によってライバルの数が大きく異なるという事がわかりますね。
ホームページを制作する際は
- どんな人に見つけてほしいのか
- 何のためのホームページが必要なのか
- ホームページにどんな効果を期待しているのか
これらを明確にしておくと、適切なキーワード選定ができるため、戦略的なSEO対策ができます。
本題：SEO対策の効果が出るには、どのぐらいの期間が必要なのか？
こちら、冒頭でも書かせていただきましたが、ホームページによって様々です。
こればかりは、やってみないとわからない領域でもあります。狙いたいキーワードによってはかなり困難な場合もあります。
SEO効果が出るまでの期間は、一般的に3カ月～6カ月程度といわれています。
制作時にSEOを意識した、適正なホームページ構造で内部SEO対策を行う事はもちろん、以下のような環境・状況によっても左右されます。
新規ドメインの場合
既に運用していたドメインのホームページリニューアルの場合と、新規で取得したドメインの場合でもSEO効果が出るまでの期間は異なります。
新規ドメインの場合は、まずはそのドメインをGoogleなどの検索エンジンに認識してもらうところからのスタートになります。
既に運用中のドメインの場合（リニューアル制作）
ホームページリニューアル制作の場合は、すでに使用中のドメインがあると思います。
その場合、既にGoogleなどの検索エンジンに認識されているので、少しスタートはスムーズです。
また、長くホームページを運用している場合は、被リンク（他のサイトにリンクを貼ってもらう）の数が多かったり、Googleに評価されているコンテンツ（ページ）があったりと、新規ドメインより有利な状態からのスタートになることもあります。
◆アクセス解析（Googleアナリティクス）データがある場合
リニューアルする際は、リニューアル前のホームページのアクセス解析（Googleアナリティクス）などを、前もって制作会社等へ提示することをおすすめします。
SEO対策の判断材料になるため、リニューアル後も効率的に対策することができます。
Googleアルゴリズムのアップデートの影響
ちょっと専門的な話になりますが、簡単にいえばGoogleが検索順位を決めるときのルール（アルゴリズム）があり、その更新（アップデート）が検索順位に大きく影響するという話です。
※現在はYahoo検索もGoogleのアルゴリズムを採用しているので、Googleアルゴリズムの動向に注目です。
このルール（アルゴリズム）は、現在200種類以上あると言われており、年に3～4回は大きなコアアップデートというものが存在するようです。
Googleは検索の質を常に追求しているので、小さいものも含めると、年間500回以上は更新（アップデート）しているとも言われています。
大きなアップデートがあった場合、ある日突然どーんと順位を落とされてしまうといったケースも珍しくありません。
また、日々微妙に順位は変動している（5位程度）ので大きく順位を落としていないなら、あまり一喜一憂せず、焦らず見守ることも大切です。
グレーゾーンを責めたSEO対策をやりすぎると、Googleのアップデート時に大きく検索順位を落としてしまう事も考えられるので、注意が必要です。
コンテンツの量と質
これはかなり影響があります。
重要なポイントは、Googleに評価されやすい・検索上位に表示されるためには、量（文字数・ページ数）だけでなく、コンテンツの質（中身の情報）も大切！という事です。
経験上ページ数がある程度あり、コンテンツがしっかり作りこまれていて、ホームページを訪れる人にとって役立つ内容であれば上位表示されやすくなります。
例えば3ページ程度のホームページの場合は、余程のコンテンツ力がなければSEO効果は期待できない場合が多いです。（ブログ記事単体の場合は1ページでも上位表示される可能性はあります）
このように、SEO効果は様々な要因によって左右されるので、一概に「●カ月で効果が出ます！」とは言えないのが現状です。
目安としては3カ月～6カ月見ていただいて、ほとんど順位が上がらない場合は、何らかの対策をした方がいいというのが私の見解です。
SEO効果が思うように出ない場合、どうすればいい？
結論、制作してもらったところ（制作会社等）へ相談しましょう。
自分で何とかしようと思っても、専門的な技術や知識が必要な場合も多いので自力には限界があると思います。
ただ、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析ツールを活用すれば、ご自身である程度の状況を把握することはできます。
制作時に、設定されているようであれば、そちらもチェックしてみてください。
SEO効果はすぐに出るものではない
これまでの経験上、SEO対策はすぐに効果を得られるものではなく、長期的に手をかけて分析・改善を行っていく必要があります。
SEO効果は様々な要因によって左右されるので、制作時にしっかり作りこんでいても、思うように順位が反映されないケースもあります。
ホームページは生き物のようなもので、更新もせず制作時のまま放置していると、検索順位が落ちていくケースもあります。
逆に、制作後も更新をして、正しいSEO知識でブログを書いて、アクセス解析も活用して…と手を掛ければかけた分、順位として結果が表れます。
根気強く、長期的に育てていくことが一番の対策です。
とはいえ、本業の片手間でこれらの運営をしていくのは、時間もかかりますし非常に困難です。
そんな時は、制作会社のサポートプランを利用しましょう。
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