「開業」となると、必要になってくるものがいくつかあります。
仕事上「これから個人事業主として開業したい」というお客様に出会う機会も多く、よくご質問いただきます。
ここでは私自身の経験も元に用意しておいてよかったものを紹介していきます。
[ もくじ ]
まずはじめに。
当たり前ですが開業するには、税務署へ「開業届」を出さなくてはなりません。
この時、必要に応じて「青色申告承認申請書」を提出しましょう!
確定申告には「青色申告」と「白色申告」があります。
青色申告は、帳簿付けなどの手間はかかりますが、最大65万円の控除が受けられます。
(帳簿付けは、オンラインの会計ソフトを利用すれば簡単にできます)
ロゴ
事業内容や、会社名(屋号)への想いを込めた、世界にたった一つのロゴ。
様々なシーンでずっと使うものだからこだわりたいですね!
とはいえ、ロゴの制作費用については3万円程度~10万円以上と相場にもかなり幅があります。
今は自分でロゴを作れるサービスもありますのでご予算と相談されるのが良いかと思います。
名刺
お仕事するうえで、必須なのがこの「名刺」です。
中にはご自身で作り、家庭用プリンターで印刷したものを使われている方もいらっしゃいますが、ご自身の顔ともいえるものですので、できれば制作会社へデザインから依頼し、印刷業者さんで印刷してもらったものを使われるのをおすすめします。
デザインや内容、紙質にこだわると、名刺を渡した際の話のネタにもなりますよ。
スタンプカード
サロンなどの場合、最近では公式LINEを活用し、スタンプカードはLINEで!という店舗様も多いですが、ターゲット層によっては従来の紙タイプが好まれることもあります。
必要に応じてご用意されると良いかと思います。
ホームページ
ホームページはあった方が良いです。
事業内容やサービス内容についてしっかり記載し、想いを盛り込みましょう。
どのような内容にするかで、お問い合わせ率に大きく影響してきます。
お問い合わせフォームを設置しておくと24時間いつでもお問い合わせを受け付ける事ができます。
また、お問い合わせフォーム意外の連絡先(電話番号、メール、LINEなど)もあると親切です。
ホームページがあると、信頼度がUPしたり、検索からの流入も見込めるため、まだあなたの事業を知らない方にも広く知っていただくチャンスが生まれます。
特に企業相手の事業の場合は、ホームページがないというだけで、不信感を抱かれることもあります。
ホームページの制作費用は安いものではありませんので、作る時はしっかりと戦略を立てて、効果の得られるホームページを制作しましょう!
封筒
業種にもよりますが、 請求書を送ったり、資料を送ったりする事が予想される場合は、早めに作っておくのがおすすめです。
サイズは、一般的な「長3封筒(A4用紙を三つ折りにして入れます:請求書など)」、「角2封筒(A4用紙を折らずに入れる事ができます:資料や契約書など)」の2種類を用意しておくと便利です。
各種フォーマット
事業によって必要なフォーマットは異なりますが、一般的には見積書・納品書・請求書・領収書などが必要なケースが多いです。
いざ書類を提出する際に、用意しておくと安心です。
他には、顧客管理シート、ヒアリングシートなどもありますね。
印(ハンコ)
印には種類があります。ここでは個人事業主の場合について書いていきます。
屋号印
法人企業の場合の「会社実印」にあたるものがこの「屋号印」です。
個人事業主の場合は「実印」というものはないため、法的な効力はありません。
ただ、取引先や顧客に安心感を与える役割として用意する方も多いです。
※この屋号印は、法人化する際に会社の実印として使う事も出来るそうです!そうなれば、法人代表者印としての効力を持つようになります。
角印
角印は、取引先への見積書・納品書・請求書・領収書などの会計書類を発行する際に使用します。
こちらも屋号印と同じく法的な効力はありませんが、取引先や顧客に安心感を与える役割として用意する方が多いです。
住所印
業種にもよりますが、使用頻度が高い場合は持っておくと便利です。
住所・屋号・代表者氏名などが入ったゴム印です。
電話番号や、ホームページのURLを入れたり、好みに応じてカスタマイズできます。
用途に応じて組み換えができるように、それぞれのパーツが分かれているタイプが便利です。
領収書やチラシなど、住所や氏名を書くシーンが多そうであれば持っておくと良いと思います!
パンフレット
業種にもよりますが、必要に応じてパンフレットを用意しておくと良いです。
パンフレットに見てほしい内容を詰め込んでおくと、挨拶まわりの際に手渡すこともできますし、店舗であれば店内に設置し、お持ち帰りいただくなど、説明する時間がない時でも後でじっくり見てもらえるのでおすすめです。
チラシ
「OPENキャンペーン」などを行うのであれば、効果的です。
業種によりますが、新聞折込チラシが効果的な業種(ターゲット層が比較的高めのケース)、ポスティングにも使えます。
最後に
ここまで、個人事業主として開業する際に必要な制作物について書かせていただきましたが、もちろん業種によって必要なものは変わってきます。
開業してから慌てないように、ご自身の業種に応じてご用意しておくのをおすすめします。
ここで紹介した制作物は全てC3 Design.でも対応可能ですので、開業準備中の方や、何から準備すればよいかわからない方、複数の制作会社(例:ホームページ、印刷物、ハンコ屋…)との打合せ時間を短縮したい方は、ご相談ください。※フォーマット作成も承っております。(WordでもExcelでもOKです)