『OGP』とは Open Graph Protocol(オープングラフプロトコル) の略で、SNS(X/旧Twitter、Facebook、LINEなど)でURLを共有したときに表示されるタイトル・説明文・画像をコントロールするための仕組み です。
この記事では、2025年時点の最適なOGP画像サイズと、制作時の注意点を、実際の制作事例をもとに分かりやすく解説します。
C3 Design.でもOGP設定は新サイトリニューアル時の必須項目のひとつ。
調査・検証しながら進めた結果を、これから設定する方にも役立つようにまとめました。
※本記事は2025年に内容を確認・一部更新しました。
OGP仕様はSNSごとに微妙に変わるため、最新情報もあわせてチェックしてください。
[ 目次 ]
OGPって重要なの?
つい後回しにされがちなOGP設定ですが、SNSでのシェアや拡散を考えると非常に重要です。
OGPが設定されていないページは、テキストリンクだけが表示されて、視覚的に印象が薄く、クリック率(CTR)が下がる傾向にあります。
たとえば、あなたの記事URLを誰かがSNSでシェアしてくれたとき、OGP画像がないとリンクがただの文字列に。
でも、ページ内容が一目で伝わる画像が表示されていたら——
クリックしたくなりますよね。
OGP画像は、「SNS上のアイキャッチ」 です。
投稿を開いてもらうきっかけとして、ブランディングや認知向上にも役立ちます。
2025年現在、OGP画像のサイズ
基本サイズは、いまも変わらず 横1200px × 縦630px(16:9比率) が基準です。
このサイズで設定しておけば、FacebookやX(旧Twitter)、LinkedInなど主要SNSで、ほぼ問題なく表示されます。
ただし、SNSごとに表示比率が微妙に異なります。
| サービス | 表示形式 | 推奨サイズ |
|---|---|---|
| 横長(シェアカード) | 1200×630px | |
| X(旧Twitter) | 横長 or 正方形 | 1200×675px前後 |
| LINE | 正方形に近い | 1200×1200px推奨(自動トリミングあり) |
SNSごとに縦横のトリミングが違うため、どのSNSでも切れて困らないように中央に重要情報を配置するのがコツです。
OGP画像制作のコツ(実例あり)
ここでは、実際にC3 Design.で制作したサンプルのOGP画像を例に紹介します。
OGPは各SNSで表示領域が異なるため、まずは 最大サイズ「1200×630px」 をベースに制作します。
このサイズを基準にしておけば、拡大縮小されても劣化しにくく、画質も安定します。
ただし、LINEなど正方形に近いプレビューに対応するため、中心部分に主要なテキストやロゴを収めることが重要です。
具体的には、中央630×630px(正方形)エリアを想定し、そこにロゴや文字を配置します。
左右の背景部分は、切れても支障がないデザインにしておくと安心です。

[ 制作ポイント ]
- 最大サイズは横1200×縦630px
- 中央630px四方に主要要素(ロゴ・タイトルなど)を配置
- 背景は広めにとり、余白を活かす
- 形式は JPEG または PNG(テキストがある場合はPNG推奨)
OGPの表示を確認する方法
「設定はしたけど、ちゃんと表示されてるのか不安…」
そんなときは、以下のツールでチェックできます。
OGP画像シミュレーター
https://ogimage.tsmallfield.com/
→ URLを入力するだけで、Facebook・X・LINEでの見え方をまとめて確認可能。

OGP確認ツール(buta3.net)
https://ogp.buta3.net/
→ タイトル・説明文・画像がどのように認識されているかを表示。
メタタグの記述ミスも一目でわかります。
これらを使えば、SNS上でどう見えるかを事前に確認できるので安心です。
実際に試してから本番公開するのがおすすめです。
まとめ
OGP画像は、1枚の画像で複数のSNS表示に対応しなければならないため、
少し工夫が必要です。
でも、「最小表示エリア(中央の正方形部分)」を意識して制作すれば、
どのSNSでも違和感なく表示されます。
OGP設定をしておくことで、SNSシェア時のクリック率アップ・認知向上が期待できます。
「画像が表示されない」「文字が切れている」といったトラブルを防ぐためにも、
この記事で紹介したコツを参考に、正しいサイズとレイアウトで作ってみてくださいね。