「マーケティングってよく聞くけど、正直よくわからない。」
「結局は大きい会社がやることで、うちには関係のない話でしょ?」
中小企業の経営者の方とお話していると、こんな本音をよく聞きます。
しかし一方で、
「SNSはやった方が良さそう…。」
「ホームページ、もう少しちゃんとしないと…。」
「広告を出してみたけど、効果がよくわからなかった…。」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、すべて「マーケティングの話」なんです。
この記事では、上級ウェブ解析士の視点から、マーケティングの基本的な考え方をできるだけわかりやすく解説します。
難しいカタカナはなるべく使わずに、「うちの会社は何から始めればいいの?」がスッキリするような内容を目指しています。
苦手意識を一旦横に置いて、ぜひ最後まで読んでみてください。
[ 目次 ]
マーケティングとは?一言でいうと「売れる仕組みづくり」
マーケティングを一言で言うと、
「来てほしいお客様に選んでもらえるように、売れる仕組みを作り育てていくこと」です。
運が良ければ当たる、場当たり的な集客ではなく、狙ったお客様にきちんと届く。
「ここに頼もう」と判断しやすくなる、紹介やリピートも起きやすくなる。
そんな「仕組み」をつくるのがマーケティングです。
ホームページやSNS、チラシ、広告は、この仕組みの中の「手段(パーツ)」の一つにすぎません。
本来の順番としては、まず「誰に来てほしいのか」を決めることから始まります。
次に、その人が何に困っているのかを理解して、自社が何を提供できるのかを整理する。
そのうえで、どうやって知ってもらうかという導線を設計します。
ここではじめてホームページやチラシで「どう表現するか」という話になります。
マーケティングは、最後の「表現」だけではなく、全体の流れを設計する考え方のことなのです。
実はあなたもすでにやっている「日常のマーケティング」
「マーケティング」と聞くと、少し難しそうに聞こえるかもしれません。
しかし実は多くの会社がすでに部分的にはやっていることなのです。
「このチラシは反応がよかったから、次も似た方向でいこう。」
「最近、こういうお問い合わせが増えてきたな。」
「あのお客様は、価格より安心感を重視しているようだ。」
こんなふうに日々感じていることはないでしょうか。
これらは全部、マーケティングの「観察・仮説・改善」の一部です。
違いがあるとすれば、頭の中だけで「なんとなく」やっているか、根拠となる数字や反響を整理しながら「戦略的に」やっているかの差だけです。
なんとなくで次々と施策を打っていくと、コストが無駄にかかってしまうことがあります。
小さくても根拠を整理しながら動いていくと、無駄打ちが減り、打率がぐんと上がります。
これがマーケティングを意識することの一番の価値だと思っています。
また、マーケティングは常に身近にあり、お客様側としても日々触れているのです。
ふと立ち寄ったコンビニで、なんとなく手に取った商品も、実はメーカーのマーケティングによって購入へ促されたのかもしれません。
中小企業が誤解しやすい「マーケティング」3つのポイント
ここからは、現場でよく感じる「勘違いしやすいポイント」を整理します。
① 広告=マーケティングではない
広告はあくまで「届け方」の手段の一つです。
「誰に・何を・なぜ」届けるのかが明確でないまま広告費を増やしても、ぼんやりした配信になるだけで、成果にはつながりにくいです。
マーケティングは、広告を出す前に「誰に・何を・どうやって届けるか」を決めるところから始まります。
せっかく予算をかけて広告を出すなら、この順番を守るだけで結果は大きく変わります。
② SNSを頑張る=マーケティングではない
「とりあえずInstagramをやってみよう。」
「競合がYouTubeで成果を出しているから、うちも始めよう。」
こういった声もよく聞きます。
SNSは接点づくりの手段としては正解です。
しかし、「誰に届けたいのか」「そこからどこに誘導したいのか」が決まっていないと、フォロワーを増やすことだけに必死になってしまう方も多いです。
そしてフォロワー増えても売上が変わらない。
結果、更新することが義務になって疲弊する。
という状態になり、ますます迷走してしまいます。
手段を決める前に、目的と方向性を先に整理することが大切です。
③ 「おしゃれなデザイン」だけでは成果は出にくい
デザインはもちろん大事です。
ただ、「見た目をきれいにすること」と「売れる仕組みをつくること」は別の話です。
まずは「どんな情報を・どんな順番で・どんな人に届けるか」という設計が必要です。
それを形にするのがデザインです。
設計が間違っていれば、どれだけ美しく仕上げても成果にはつながりません。
「ホームページをリニューアルしたのに問い合わせが変わらない。」
というケースの多くは、この「設計」が後回しになっていることが原因です。
今日から使える!中小企業のマーケティング5ステップ
「では、実際に何をすればいいの?」という話になりますよね。
あまり難しく考えず、まずはこの5つを意識してみてください。
ステップ1:お客さんを「1人の人物」としてイメージする
「誰でも来てくれればOK!幅広い層に届けたい」
という気持ちはよくわかります。
実際ヒアリングの際にターゲット層をお伺いすると、このようなお返事をいただくことも少なくはありません。
しかし、「誰でも」は「誰にも刺さらない」状態になることが多いです。
たった一人に刺さらないのに、大勢の人に刺さるはずはありません。
まずは一人の実在しそうな人物をイメージします。
年齢・職業・どんな状況で何に困っているのか?
どんなタイミングで検索しそうか?
を、できるだけ具体的に書き出してみてください。
この解像度が上がるだけで、伝わるメッセージが変わってきます。
ステップ2:「選ばれている理由」を言葉にする
他社と比べて何が違うのか?
お客様からよく言われる言葉は何か?
値段以外で選んでもらえている理由は何か?
を、紙に書き出してみてください。
自分たちでは「当たり前」と思っていることが、お客様にとっては「選ぶときの決め手」だったということも多いものです。
この「言葉にする」作業が、ホームページのコピーや伝え方のベースになります。
ステップ3:問い合わせまでの「道筋」を線でつないでみる
どこで知り、
何を見て興味を持ち、
何を見て「ここに頼もう」と決め、
どうやって問い合わせるのか。
この流れを、線でつないでみてください。
これが「売れる仕組みの導線」です。
ホームページやチラシは、この線の上の通過点を担っているイメージです。
そう考えると、何を作るべきかが整理しやすくなります。
ステップ4:ホームページが「どこ」を担当するのか決める
ホームページにあれもこれも詰め込みがちですが、まず「役割」を決めることが大切です。
初めて知ってもらう入口なのか?
営業後に検討フェーズのお客様に安心感を与える場所なのか?
採用向けの情報発信も担うのか?
役割が曖昧なまま「とりあえず全部載せる」と、読まれないページが増えて導線が複雑になり、かえってわかりにくくなります。
ステップ5:数字を見て、少しずつ調整する
マーケティングは「一発で決める」のではなく、「小さく試しながら、少しずつ調整していく」のが基本です。
ホームページのアクセス数、どのページがよく読まれているか、問い合わせ数
こうした数字を月1回だけでも確認できると、「どこを直すと良さそうか」「どこに予算をかけるべきか」が見えてきます。
根拠のない予想で手あたり次第動くより、データを追いながら小さく軌道修正していく方が、成果への道筋が確立しやすくなります。
ホームページやデザインは「飾り」ではなく、仕組みの一部
ここまでの話をまとめると、マーケティングが「売れる仕組みづくり」であり、ホームページやチラシはその仕組みの手段の一つ、という関係になります。
それなのに
「マーケティングはよくわからないから、とりあえずホームページだけ作り直そう。」
という順番になっているケースをよく目にします。
本来は「誰に・何を・どう届け・どう判断してもらうか」という考え方が先にあります。
そのうえで
どんな構成のホームページが必要か?
どんな情報をどの順番で見せるべきか?
を決めていくのが自然な流れであり、結果にもつながりやすいです。
C3 Design.では、「売れる仕組みの中で、ホームページやデザインがどんな役割を果たすのか」を一緒に考えるところから始めて、最適なデザインまで一気通貫で対応しています。
まとめ:マーケティングは「仕組みを育てていくこと」
マーケティングは、特別な知識がある人だけがやるものでも、大企業だけの話でもありません。
「来てほしいお客様に選んでもらえるよう、仕組みを作って少しずつ育てていくこと。」
これがマーケティングの本質です。
今日お伝えした5つのステップは、どれも今日から始められるシンプルなものばかりです。
全部一度にやろうとしなくていいので、まず一つ、やってみてください。
C3 Design.の集客顧問サービスとは?
これまでお伝えしたように、マーケティングは「売れるための仕組みづくり」ですが、成果を出すためにはデータを解析したり、根拠となる数字を正しく把握することが重要です。
これら全体を社内で全てやろうと思うと、専門知識のある社員が必要になってきます。
とはいえ、中小企業では専門知識のある人材がいない場合も多く、社内で実行することが難しいのも現実です。
そこで誕生したのが、「集客顧問」というサービスです。
「集客顧問」は事業全体を把握したうえで、継続して深く関わります。
ホームページの効果測定(ウェブ解析)、企業SNS運用サポート、マーケティング視点での改善提案・更新対応から、集客のご相談まで、中小企業が抱えるあらゆる課題を継続的にサポートします。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
