デザイン依頼で外注トラブル|失敗しないための予防法

デザインを外注したとき、「思っていたイメージと全然違う…。」「追加費用が発生してしまった。」「納期に間に合わなかった。」という経験は、ありませんか?

実は、こういったトラブルのほとんどは、依頼前のちょっとした準備や認識のすれ違いから起きています。
デザイナー側の問題というより、お互いの情報共有が不十分なまま進んでしまうことが原因なことが多いです。

この記事では、法人・個人事業主がグラフィックや印刷物・ホームページのデザインを外注する際に、よくあるトラブルの事例と、それを防ぐためのポイントをご紹介します。

デザイン外注でよくあるトラブル事例

① 完成イメージが違った(飲食店オーナーの場合)

「おしゃれにしてほしいと伝えたのに、できあがってみたらポップな雰囲気になっていた。修正も有料で想定より費用がかかってしまった…。」
というケース。

原因としては、ヒアリングが不十分だったことと、参考イメージを共有していなかった可能性が有ります。

一言に「おしゃれ」といっても、どんなデザインを「おしゃれ」と感じるかは人それぞれです。
シンプルでラグジュアリーなものを思い浮かべる方もいれば、カジュアルで洗練されたものをイメージする方もいます。

デザイナー側がしっかりヒアリングすべき点ではありますが、依頼者側からも好きなデザイン(同業でも異業種でもOKです)をいくつかピックアップして共有しておくと、ズレがかなり少なくなります。

② 費用が予想より高くなってしまった(士業事務所の場合)

「安く頼んだつもりが、修正ごとに追加費用が発生してしまった。」
というケースも多いです。

修正回数に制限を設けている制作会社は珍しくありません。
無制限にしてしまうと、修正が終わらず納品できないという状況にもなりかねません。
そのため、一定の回数で区切るのはある意味合理的とも言えます。

ただ、依頼者からすると「聞いてなかった!」となりやすい部分でもあるので、契約前に修正回数の取り決めや、納品形式(AIデータ/PDFなど)、著作権の扱いなどをしっかり確認しておくことをおすすめします。
契約書に記載されていることが多いので、サラッと流さずに読んでおきましょう。

③ 納期に間に合わなかった(エステ開業の場合)

「チラシの納品が遅れて、オープン告知に使えなかった」
というのも、よくあるご相談です。

納期がずれる原因の多くは、修正のやり取りに時間がかかることや、確認作業がスムーズに進まないことにあります。
制作側が「2か月で完成」とお伝えしていても、確認待ちの時間や修正のボリュームによってスケジュールは変動します。

「いつまでに必要」という期日が決まっている場合は、遠慮なく最初にしっかりお伝えください。
「なるはやで…」よりも「〇月〇日までに」と具体的に伝えていただくほうが、制作者側もスケジュールを組みやすく、動きやすいです。

デザイン依頼で失敗しないための5つのポイント

【1】完成イメージを言葉と画像で共有する

参考画像や、「こういうデザインはNG」という例を一緒に伝えるのが効果的です。
「かっこいい」「シンプルに」という言葉だけでなく、「無〇良品のようなミニマルな雰囲気」といった具体例があると、デザイナーも方向性を掴みやすくなります。

【2】費用と見積もり内容を細かく確認する

修正回数・納品データの形式・著作権の扱い、これらが見積もりに含まれているかどうかを依頼前に確認しましょう。
「含まれていること」よりも「含まれていないこと」を把握しておくと、後から「こんなはずじゃなかった!」を防げます。

【3】納期は「逆算」で共有する

納品希望日から逆算して、ラフ案の提出タイミングや確認・修正にかかる日数も含めてスケジュールを組んでもらうよう相談してみてください。
制作期間の中に「やり取りの時間」も含まれている、という認識を持っておくとスムーズです。

【4】誰に、何を届けたいのかを伝える

ターゲットの年代・性別・悩みなど、「このデザインを見てほしい人」の情報を共有しましょう。
集客が目的なのか、信頼感を高めたいのか、高単価商品を訴求したいのか…。
目的によって最適なデザインは変わるためです。

【5】曖昧な言葉より、具体的な言葉で

「かわいく」「さわやかに」「プロっぽく」…。
これらの言葉は、人によって受け取り方が大きく異なる代表例です。
イメージに近い企業やブランドの名前を出してみると、意外とすんなり伝わることがあります。

デザイン依頼前に準備してトラブル回避

デザインを依頼するとき、最低限以下の情報を準備しておくと話がスムーズに進みます。

  • 自社の商品・サービスの概要(資料やURLがあると助かります)
  • 想定するターゲットの属性
  • 好きなデザイン・避けたいデザインの参考画像
  • 希望の納期と予算と使用用途(SNS・印刷・ホームページなど)
  • 修正回数や納品形式についての確認事項

全部揃っていなくても大丈夫です。
「なんとなくこんなイメージ」という段階でも、話しながら整理していけます。

まとめ:デザイン外注は「情報の共有力」が成功のカギ

デザインの外注は、依頼者と制作者が一緒に成果をつくる共同作業です。
どちらか一方が頑張るものではなく、お互いに情報を出し合って進めるものだと思っています。

「プロに任せれば大丈夫」という気持ちはわかるのですが…。
不安なことや気になる点は、どんどん質問してください。
聞きすぎてうるさいと思われるより、聞かずに後悔するほうがずっともったいないです。

デザインのご依頼やご相談は、C3 Design.の印刷物制作ページからお気軽にご相談ください。

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C3 Design.伊達 智美

この記事を書いた人

伊達 智美 C3 Design. 代表

上級ウェブ解析士 / 上級SNSマネージャー / SEOマーケティングアドバイザー / デジタル庁 デジタル推進委員

デザイナー歴20年。元制作会社勤務、元事業会社デザイナー兼企画広報。岡山でホームページ制作・印刷物デザインをベースに、ウェブ解析・SNS運用・集客顧問など、地方中小企業の課題に応じた支援を行っています。

C3 Design.では、中小企業向けに集客型ホームページ制作・改善、アクセス解析、印刷物、SNS運用支援、顧問サービスまで対応しています。ご希望に応じて、社内運用に向けた集客の仕組みづくりも支援します。

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