「リニューアルしたのに、問い合わせ数がほとんど変わらなかった…。」
こんなお声を、制作のご相談の中でよくいただきます。
見た目は明らかにきれいになった。
スマホでも見やすくなった。
なのに、なぜか以前と変わらない。
それどころか、問い合わせが減ってしまったというケースも、正直なことを言えば珍しくないんです。
なぜそうなるのか?
多くの場合、原因は「デザインの問題」ではありません。
制作が始まる前の段階、つまり事前の調査・分析をどれだけ丁寧にやったか、そこに答えがあることが多いです。
この記事では、ホームページ制作における事前調査の役割と、C3 Design.が制作前のレポート作成に力を入れている理由についてお話しします。
[ 目次 ]
ホームページ制作における「事前調査・分析」って、何をするの?
デザインの前に行う「情報整理と現状把握」のこと、と言えばわかりやすいかもしれません。
具体的には、自社のサービス・強みの明確化や、「どんなお客様に来てほしいか」というターゲットの整理、競合のホームページ調査、どんなキーワードで検索してほしかを検討したりしています。
リニューアルの場合は、これにアクセス解析データの読み取りが加わります。
建物でたとえると、これが「設計図を描く作業」にあたります。
設計図があいまいなまま工事を進めると、後から間取りの不便さや構造上の不都合が出てくるのと同じです。
ホームページも設計の段階での精度がそのまま成果に直結してしまいます。
なぜ「事前調査・分析」が成果を左右するのか?
誰に何を伝えるかが、ぶれなくなる
ホームページには、それぞれ目的があります。
問い合わせを増やしたい、採用を強化したい、既存のお客様との接点を増やしたい…。
目的はさまざまですが、これが曖昧なままだと、伝えたい情報が分散してしまい、
「誰にも刺さらない、当たり障りのないホームページ」になりやすいです。
事前に「誰に」「何を」「どの順番で」伝えるかを言語化しておくと、デザインも文章も導線もぶれにくくなります。
結果として、全体的な完成度がぐっと上がります。
「見た目を変えたい」の裏にある本当の課題が見える
リニューアルのきっかけとして多いのは、「デザインが古くなった。」「スマホ対応にしたい。」といったお声です。
もちろんどちらも大切なことなのですが、アクセス解析のデータを見てみると、根本的な原因が別のところに隠れているケースが少なくありません。
特定のページだけ異様にアクセスが多い。
問い合わせページの手前でほとんどの人が離脱している。
上位表示できているキーワードが実は別のページにある…。
こうした「数字から見えてくること」を無視して、なんとなくトップページをきれいにしても、成果にはなかなかつながりません。
事前調査の目的は「見た目をどう変えるか」だけではなく、「どこを変えると一番成果につながるか」を見極めることです。
無駄な制作コストを減らし、必要なところに予算を集中できる
調査をせずに進めると、なくてもよかったページを作ってしまったり、あまり読まれないコンテンツに予算を割いてしまったりすることが起きやすいです。
最初に現状を整理しておくと、
「ここには時間と予算をしっかりかけよう。」「このページは最低限でいい。」
といった判断がしやすくなります。
結果として、同じ予算でも成果の出方がかなり変わってきます。
リニューアルのときは、アクセス解析が宝の地図になる
C3 Design.では、リニューアルの場合は必ずアクセス解析のデータを確認します。
推測で戦略を立てるより、実際のデータを見ながら判断したほうが、成果につながりやすいのは明らかです。
なにより、データを次に活かさないのは非常にもったいないことです。
アクセス解析をまだ導入されていない場合は、事前に設置して最低でも1か月はデータを収集するのをおすすめしています。
少し時間はかかってしまいますが、成果につなげるためには必要なプロセスです。
この1ヶ月で成果が変わるなら、ぜひやっておくべきです。
そして、データを見ながら、残すべきページ・改善すべきページ・整理してよいページを判断していきます。
「全部作り直す」のではなく、「活かすページと作り変えるページを見極める」のがポイントです。
[ 実際にあったお客様の話 ]
以前、リニューアルのご依頼をいただいたときの話です。
お客様から「問い合わせもほとんど来ないし、アクセスもほぼないと思うから、全部作り直して大丈夫です!」とおっしゃっていただきました。
そうは言っても…と思い、アクセス解析のデータを確認してみると…。
なんと、特定のページだけアクセスが際立って多いことが分かりました。
さらに訪問者の流れを追ってみると、問い合わせへの導線が非常にもったいない状態になっていることも見えてきました。
そのページをベースに活かしつつ、導線を整えることでリニューアル後に成果を出すことができました。
実はアクセス解析には、お客様ご自身も気づいていない「改善のヒント」が、お宝のように埋まっているのです。
C3 Design.の制作フローと「提案レポート」
C3 Design.では、制作に入る前に「事業分析から戦略立案までをまとめた提案レポート」を作成しています。
おおまかな流れは以下のとおりです。
- お問い合わせ
- 概算見積のご提示(ここまでは無料です)
- ご契約
- 打合せ(詳細なヒアリング)
- 事業・競合・アクセス状況などの調査/レポート作成
- レポートを元に打合せ・仕様確定・正式なお見積もり
- 制作開始
新規制作の場合は、事業内容の整理、ターゲット・目的の明確化、競合調査、ページ構成の役割整理、おおまかな導線設計などをまとめたレポートをお渡しします。
この段階でページごとの役割などが共有できていると、その後のデザインや原稿作成がスムーズに進みます。
リニューアルの場合はそれに加えて、現在のアクセス解析、改善提案、サイト構成の見直し、更新計画、目標達成に向けたKPI設計なども含めてご提案します。
レポートは「専門用語だらけの難しい資料」ではありません。
これから何をしていくのかが自然と分かるような内容を心がけています。
打ち合わせに参加されていない社内のご担当者の方にも共有しやすい形にしたい。
そんな思いもあり、レポートとしてお渡しするようにしています。
事前調査・分析費用について、正直に言うと…
事前調査・分析をしっかり行うホームページ制作は、ページ数だけで比較すると料金が高く見えることがあります。
ヒアリング・データ分析・レポート作成といった「見えにくい作業」がある分、どうしてもそうなってしまいます。
一方で、調査をほぼ行わず、いただいた原稿をそのまま流し込むスタイルの制作であれば、費用を大きく抑えることも可能です。
どちらが良い・悪いではなく、「何を重視してホームページを作るか」という方向性が違うのです。
C3 Design.でお受けしているのは、
「ちゃんと成果につながるホームページにしたい。」
「今の課題を整理した上で納得して進めたい。」
という方が中心です。
制作時のコストは「ただ作るだけ」に比べると少し割高に感じるかもしれません。
しかし、長期的に「問い合わせが増える」「仕事につながる」という形で回収できるのであれば、費用対効果は高い選択だと考えています。
こんな状況の時は、まずは事前調査・分析をおすすめします
今のホームページからの問い合わせがほとんどない。
なんとなく情報を載せているだけで役割が曖昧になっている。
リニューアルしたいけどどこから手をつければいいか分からない。
一度作り直したらできるだけ長く使いたい…。
こうした状況であれば、いきなりリニューアルに踏み切る前に、まず現状の調査・分析をしてみることをおすすめします。
今のホームページが抱えている課題が見えてくると、「どう変えるべきか」を判断しやすくなり、リニューアル後の後悔も少なくなります。
まとめ:成果の出るホームページは「調査」で決まる
ホームページというと、どうしてもデザインやページ数に目が行きがちです。
でも本当に成果を左右するのは、誰に・何を・どうやって伝えるか、という「思考と戦略の部分」です。
デザインを整えることも当然大切です。
しかし、その前段階で現状・目的・課題を丁寧に整理しておくと、同じ制作費でも成果の出方はかなり変わります。
短期的な「安さ」だけで判断するのではなく、長期的に見て「何年で元を取るか」「どれだけ仕事につながるか」という視点で、ホームページ制作を考えていただけたらうれしいです。
制作・リニューアルをご検討中の方へ
まずはオンラインで現状をお伺いし、進め方と概算費用をご案内します。
具体的な仕様が決まっていない段階でも構いません。
「自社の状況だとどのくらいの規模・予算が現実的か知りたい。」
という場合もお気軽にご相談ください。
今のホームページの状況をしっかり見てほしい。
リニューアルを決める前に現状を詳しく確認したい。
という方には、有料の「ホームページ診断&改善アドバイス」もご用意しています。
