「ペルソナ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、「ターゲット」と同じように考えている方も多いのではないかと思います。
今日はその「ペルソナ」について、どんなものなのか、何が重要なのか、ペルソナの設定方法、設定する事で生まれる様々なメリットまで一気にお伝えしていきたいと思います。
[ もくじ ]
「ペルソナ」とは?
まず初めに、ペルソナとは架空の人物像・顧客像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。
『ターゲット』と似ていますが、ちょっと違います。
ターゲットは「女性」「30代」「〇〇県在住」のように広く設定されますが、ペルソナはもっと具体的に深く細かく、リアルな人物像を設定していくイメージです。
顧客視点で考えるうえで、ペルソナ設定は非常に重要になります。
ペルソナ設定項目について
先程書いたように、ペルソナ設定ではリアルな人物像を設定していきます。
実際にその人物が実在しているかのように、以下のような詳細な情報を盛り込んで設定していきます。
〇名前 〇年齢 〇性別 〇居住地 〇職業 〇役職 〇年収 〇趣味 〇特技 〇価値観 〇家族構成 〇生い立ち 〇休日の過ごし方 〇ライフスタイル…など
具体的なペルソナの参考例は以下です↓
業種:岡山市にある美容サロンの場合のペルソナの一例
〇佐藤 ゆいな(32歳)
〇性別:女性 〇居住地:岡山市
〇職業:看護師 〇年収:500万
〇趣味:料理、旅行
〇家族構成:夫(33)息子(3)の3人暮らし
〇Instagramで旅行記や、ライフスタイルを発信中のオシャレ系ママ。
〇美容に関心があり、コスメはブランド志向。
〇健康には気を使い、食材選びにも気を使っている。
〇勤務日は仕事と育児、家事で疲れがちなので、休日は定期的に体のメンテナンスに行っている。
時々友人とランチへ行くのがストレス発散になっている。
このように、実際にいそうな人物像を細かく設定し、作り上げていきます。
ペルソナを設定するメリットとは?
ペルソナを設定するメリットをいくつか紹介します。
ターゲットとなる人物像をズレなく共有できる
ざっくりとターゲットを絞り込んでいる場合(30代半ば・女性など)は、人によって思い浮かべる人物像が異なる場合があります。
30代半ばの女性といっても、生活環境や、趣味、性格、年収、家族構成など様々ですので、極端に言えばある人は専業主婦を思い浮かべていても、ある人は独身のキャリアウーマンを想像しているかもしれません。
企業内や、複数名でサービスや商品開発を行う場合は、このズレが大きく影響を及ぼすこともありますので、事前にプロジェクトに関わるメンバー全員がズレなくターゲットを認識しておく必要があります。
売り方や商品・サービスの開発などのアイデアが出しやすくなる
リアルな人物像を具体的にイメージができるため、売り方や商品・サービスの開発などのアイデアが出しやすくなります。
ペルソナの立場に立って物事を捉えやすくなり、生活環境をイメージする事で、ペルソナの抱えている問題点を見つけやすくなります。
結果的に、どんなアプローチをすればよいのかがわかりやすくなります。
判断に迷った時の指針になる
新しい商品やサービスを開発する時は、迷う事もたくさん出てくると思います。
ペルソナをしっかり設定していれば、ペルソナ目線で考えることができるため、それが指針となりブレない戦略を立てやすくなります。
まとめ
ホームページを制作するうえでも、このペルソナ設定は有効です。
どんな人にお客様になってほしいかを考え、ペルソナを設定していきましょう。
ペルソナがしっかり設定されていれば、どこを強調させるべきか、どのような言葉を選ぶと刺さるのか、どのようなデザインにすれば足を止めてもらえるのかが考えやすくなります。
事業をされている方にとってペルソナ設定はおすすめですので、是非取り入れてみてほしいと思います。