「ホームページ制作 相場」で検索すると、たくさん関連記事が見つかりますよね。
ただ、記事によって書かれている料金が異なるので、一体どれが正解なのかわからなくなります。
ここでは、ホームページ制作料金を左右する要因を紹介していきます。また、ご依頼いただくことの多いWordPress(ワードプレス)でのホームページ制作相場料金比較表も作ってみましたのでぜひ参考になさってください。
結論を言えば、一般的なホームページ制作にかかる費用は数万円~数百万まで幅広いです。
あなたがどんなホームページを制作したいのかよって決まります。
まずは、ホームページ制作の料金を左右する要因をいくつか紹介していきます。
[ もくじ ]
ホームページの相場を左右する要因
ホームページ制作料金は案件の規模や、機能、制作方法、制作期間、技術力(スキル)、ホームページの目的、制作会社の営業形態、地域性など様々な要因によって決定されます。
例えば、3日程度で完成するテンプレートをそのまま使用したホームページと、2カ月ほど制作期間がかかるオーダーメイドなホームページとでは、当然費用も大きく異なります。
このようにどんなホームページを制作したいかによって料金は様々なのです。
ホームページ案件の規模
簡単にいえば、制作するページ数、コンテンツボリュームなどがあります。
3ページ構成のホームページと、10ページ構成のホームページとでは、制作にかかる時間も手間も異なるため、料金も大きく差が出ます。
ホームページに追加する機能
どんなホームページを作りたいかによって、必要な機能も変わってきます。
例えば、機能はお問い合わせフォームがあれば充分!というケースと、予約システムや更新機能・ブログまでつけたい!という場合とでは料金が大きく異なります。
制作方法による違い
ホームページ制作はHTMLという言語でページを作り、CSSと呼ばれる言語で見た目を整えていきます。
動きが必要な場合などは、その他の言語を使用します。
◆ゼロから制作
昔からある制作方法としては、この作業をゼロから構築するというものです。
ゼロから作るので、自由度が非常に高く、オリジナリティの高いホームページを制作することができます。
ただ、ゼロからコードを書くので、時間も手間もかかり、制作料金が高額になりがちです。
◆WordPressrで制作
WordPress(ワードプレス)はCMS(コンテンツ管理システム)のひとつで、ゼロから構築しなくてもテーマ(テンプレート)を利用してホームページ制作を行う事ができるため、制作時間の削減が可能になります。
ただ、テーマからオリジナルで制作する場合や、大きくデザインをカスタマイズする場合は、それなりに手間と時間がかかります。
テーマをそのまま利用すれば安く制作出来ますがオリジナリティが低くなります。
◆ノーコードで制作
最近人気のノーコード。有名どころで言えばWix、Jimdo、STUDIOなどがあります。
これらは、HTML・CSSなどのコードを書かなくても、ドラッグアンドドロップで、ある程度見た目の良いホームページを作ることができます。
ただ、デメリットもあるため注意が必要です。
このように、どんなホームページを制作したいかによって選ぶ必要があります。
ホームページ制作会社の営業形態
こちらも大きく関係します。
私のようにフリーランスで活動している制作者(個人事業主)の場合は、自宅で作業している方も多いため、事務所費がかからない事が多いです。
しかし、複数名社員を抱える制作会社の場合はそうはいきません。
事務所費、人件費、光熱費もそれなりにかかるので、運営コストを制作費用に上乗せせざるを得ません。(これは多業種でも同じかと思います)
とはいえ、制作会社へ依頼すれば、担当者が対応できない時も他の方がフォローしてくれたりするというメリットもあります。
ホームページ制作会社の所在地による地域性
依頼する制作会社の活動エリアによっても多少差があります。
私の知る限り、都会は相場が高い傾向にあります。(地方でも高い地域もあります)
これまでにご依頼いただいたお客様から、東京の制作会社に見積依頼したらめちゃくちゃ高かった!
と言われたことがあります。(うちだと●十万円、東京だと100万円を余裕で超えていました)
実際に私もそうですが、地元で活動する制作会社は、料金設定をする際に競合の調査をします。
上位サイトがどのぐらいの価格帯でどんなサービスを提供しているのかリサーチします。
そして、その地域の相場をある程度加味します。
このように、これらの様々な要因をふまえて、ホームページ制作料金が算出されるので、一概に「相場は●●万円」とは言えないのです。
とはいえ、相場は気になるものです。
以下にWordPress(ワードプレス)でホームページ制作料金の相場を比較表にしましたので、参考になさってください。
ホームページ制作料金の相場比較表
最近ではWordPress(ワードプレス)でホームページ制作をするケースが非常に多いです。
ホームページ制作の見積もり依頼をしたことがある方は、WordPress制作の提案を受けたことがある方も多いと思います。
ここで比較するのは、以下のような一般的なホームページとします。
- コーポレートサイト(企業サイト)
- ページ数:10ページ程度
- 制作方法:WordPress
※機能追加やシステムが必要な場合は加味していません。必要な機能によって別途費用がかかります。
- フルオーダーメイド
WordPressテンプレートを使用せず、ゼロからオリジナルで制作します。 - セミオーダーメイド
WordPressテンプレートを利用して、デザインをオリジナルにカスタマイズして制作します。 - テンプレート
WordPressテンプレートを使用して、決まったレイアウトに合わせて、画像やテキストなどの情報をあてはめていきます。
依頼先の営業形態 | WordPressの仕様 | 相場 |
---|---|---|
大手制作会社 | フルオーダーメイド | 250万円~ |
中小規模な制作会社 | セミオーダーメイド | 100万円~ |
フリーランス | テンプレート | 25万円~ |
※私はフリーランスですが、テンプレートではオリジナリティが出しにくいため、フルオーダーメイドかセミオーダーメイドで制作しています。
ホームページ制作をご検討中の方は、依頼する際の目安にしていただければと思います。
ページ数や、依頼先の営業形態、WordPressの仕様によっても異なります。
WordPressの標準仕様は依頼先によって異なりますので、ご依頼前に一度確認された方が良いかもしれません。
まとめ
細かく言えば、ホームページからの集客に特化させたホームページを制作するのか、ブランディングまで行うのか、SEO対策をどこまでやるのかなどによっても、価格は異なってきます。
ただ、あまりにも案件によって制作料金が違いすぎるので、ここでは省略させていただき、一般的なホームページの制作料金比較のみとさせていただきました。
ホームページ制作料金は決して「安い」とは言えません。
だからこそ、選ぶ際は価格だけでなく、費用対効果も考えた上で、どこに依頼するか検討する必要があります。
ホームページ制作後の「困った!」に備えて、気軽に質問できる体制がある制作会社を選ぶのも大切です。